● 当院では治療の一つの手段として鍼を行っています。鍼は様々な症状に著明な効果があります。一般に知られている、肩こり、腰痛、膝痛に限りません。
風邪の症状、発熱、腹痛、しゃっくり、咳、咽頭痛、鼻づまり、眼精疲労、冷え症、月経痛、のぼせ、耳鳴り、etc.これも数えだしたらきりがありません。
脳外科領域では頭痛、耳鳴、めまい、顔面神経麻痺、手足の麻痺などによく効きます。
特に頭痛は鍼をやっている最中に頭痛発作が止まることも多く患者さま自身が驚かれます。
漢方に比べて即効性があるのがなんといっても鍼の魅力です。
● 当院では鍼は院長が行います。鍼灸師の先生に任せている医院もありますが、治療の主体である医師が責任を持って診断、治療、処方すべきだと思うからです。鍼と漢方と西洋薬の3つを同列に重要視しているからです。
● 鍼の問題点のひとつに古来から様々な流派があり理論、方法にきちんとした基準がないことがあげられます。古い理論、方法は捨てられて淘汰されていく西洋医学とは大きな違いです。しかし、細かいところは違っていても、東洋医学の原則に従っていればいずれの方法も効果があります。当院では、医師として中立的な立場から鍼の流派、主義、主張にこだわらずに医療の現場に有効と思われるものは積極的に取り入れて使用します。
●試行錯誤の結果、 当院ではクリニックの現場にマッチしている
接触鍼(刺さない鍼)を主に実施しています。皮膚に接触して刺激するのみですが、それでも十分な効果があります。痛みがなく出血や感染の危険性もありません。また、効果も早くでるので短時間で処置が終わります。
● 当院では「癒しの鍼」は行っていません。癒しを求める方は他の診療所、治療院をお尋ねください。
● 灸は煙の問題、やけどや火事のリスク、コストの問題があるため現時点ではまだ行っていません。将来的には必要とされる患者様が増えれば実施したいと思っています。