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開院に至るまで
S63年 阪大医学部を卒業してから、22年にわたる脳外科の臨床であらゆる脳疾患を経験させていただきました。救急脳外科に始まり、脳腫瘍、脳血管障害の治療、さらに脳卒中後のリハビリ、脳ドックの経験もあります。脳外科手術は2000例以上経験し、加えて海外での手術経験もあります。
*救急脳外科病院では、夜中に緊急手術を何回もいたしました。難しい手術では明け方までかかったこともあります。当時は病院に泊まり込むことが当たり前でした。
しかし、それだけやっても麻痺やシビレが残る患者さんがいます。しゃべれない患者さんがいます。病気の性質上手術ができない患者さんもいます。現代の最新の薬も効かない患者さんもたくさんいました。
*リハビリ病院では、いくらリハビリをしても麻痺やシビレが改善しない患者さんがたくさんいました。リハビリでよくなっても自宅に帰ってから自立度がどんどん低下して寝たきりになる患者さんもいます。
*脳ドックの病院では、MRIやMRAで異常がないのに、ひどい肩こりや頭痛、めまい、しびれ、眼精疲労、耳鳴、腰痛、冷え性などを訴えられる方をしばしば見ました。そのような場合でも脳ドックや人間ドックでは「異常なし」と診断されます。
そのような「西洋医学」の最良の方法と技術でもよくならない患者さんに何ができるのかという問題は常に脳裏にありました。そのなかで徐々に漢方を勉強し、鍼を習得し、そして「東洋医学」の方法をつかえばこれらの患者さんにも大きなメリットがあると確信するようになりました。
漢方はまだしも、医師が鍼灸を一般の病院で行うことは現代ではまだまだ困難があります。
それならば、自分でクリニックを開き「西洋医学」と「東洋医学」を統合した形で治療を提供出来るようにしたいと思うようになりました。そして、今回、神戸元町に「三都ブレインクリニック」を開院するに至りました。
どうして「三都」なの?
時間がない時は、神戸はいわゆる「三都物語」の一つなので三都と命名しましたと答えています。
三都物語を知らない人には三宮の「三」とトアロードの「ト」で三都にしましたと答えています。
しかし、本当は、当院の理念である「脳と心と体」という3つの大事なもの(=都)を扱うという意味を三都にこめました。
脳だけをMRIで診断できても手落ちで、心と体を同時に見ないといけないと思っているからです。
そのためには東洋医学的な人間観がとても役に立ちます。東洋医学では「天地人」の三才思想が中心にあります。「三都」は東洋医学の三才思想にも通じています。
当院のロゴマークでは「脳と心と体」の三位一体を表しました。三都をローマ字で書くと「Santo」となり、スペイン語で「聖人」を意味します。そう考えると、当院のロゴもキリストのように見えてきませんか?「東洋医学」と「西洋医学」の統合をめざしている当院にはふさわしいと内心思っています。